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Hameln

[歌詞]

この楽曲で題材となったのは「ハーメルンの笛吹き男」という童話。簡潔にいうと、とある男が笛を吹いて村の子どもたちを誘拐してしまうお話です。

そんな物語を「もしも子どもたちが自ら望んで連れ去られたとしたら?」という観点で歌ったのが今作です。退屈で憂鬱な日常を抜け出させてくれる存在に、我々は沼っていくもの。誰にどう思われようと、自らの意思で何かを崇拝する姿を描きました。

きっと人は何にも頼らず生きていくなんて到底不可能ですから。周りが見えなくなるほどに信じてしまうことは、とても馬鹿げているけれどそれこそが人間の尊さでもあると思っています。

[音楽]

頭を使って曲を作ることは必要なことだけど、時にはそれによって雁字搦めになる瞬間があります。この曲はそんな時に、衝動に任せて作った曲。

少し珍しいコードの使い方や、サビの異常なメロディの動きも、瞬発的に生まれた曲だからこそ。その歪さが『Hameln』を形作っています。

そして「笛吹き男」がテーマのこの曲に無くてはならないのがフルート。怪しげでありながら美しい響きがこの曲のアイデンティティになっていてお気に入り。

正直、歌うのがすごく難しい曲を作ってしまって困っています。でも格好いい曲なので後悔はない!末長く聴いてもらえることを願って。

坂根涼太 (Vo./Gt.)

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