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フレグランス・フレンズ

[歌詞]

この世において、言葉とはとても便利なもの。場所や食べ物、そして人と人の関係性にまでも名前をつけることが出来る一方で、既存の言葉じゃ表現できない感情も多々あると思います。


どこに惹かれて、なぜ一緒に居たいのかをうまく言葉にできないけど、すごく安心する人っていませんか。そんな遺伝子レベルで好きな相手との関係性に、自分なりに名前をつけてみようとしたのが今作です。


SNSが普及しすぎた現代に、それでも会いたくなる理由ってなんでしょう。実際に会わないとわからないものとしてパッと浮かんだのが”香り”でした。それ故に「フレグランス・フレンズ」と命名したわけです。好きな匂いって余計な理屈を経由せず、脳に直接刺さってきますよね。


この曲を聴いて、恋人を想起する人も当然居ると思います。でもそれだけじゃなく、友達や家族、ペットなど、貴方のすぐ隣にいるどんな存在にだって重ね合わせて大丈夫。貴方だけの”フレフレ”を思い浮かべてね。


[音楽]

この作品は歌詞やメロディがすごく真っ直ぐで、ピュアな曲だと思ってます。だからこそ、編曲はそのピュアさに摺り寄せすぎないものがいいなと感じてました。誰かを想う気持ちには少なからず衝動性や激しさがあって、そこもちゃんと表現したいなと。


そうした意図から、アグレッシブなリズム隊を軸にした疾走感あるギターロックを意識しました。ただ最終的には、ちゃんと灰かぶりなりのポップスに落とし込めたはず。グロッケンやチャイムなど、実はいろんな音が今作にも入ってるので、みんな耳を澄ませ!


そしてこの曲はライブでもっと化ける気がしてます。色んな場所で歌えるのが楽しみ。

この曲が貴方の元まで届きますように。


坂根涼太 (Vo./Gt.)

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